漫画 死人の声をきくがよい ネタバレ

公開日: 01.11.2020

とのことで、何らかの力を岸田が放出しているために不幸や怪奇といった禍(わざわい)をなす厄介事が、わざわざ岸田に近づいてくるようです。 岸田自体も禍を呼び寄せることには諦めがありますが、体はそれを受け入れるわけもなく、拒否反応として鼻血が出ます。鼻血は禍のスケールを図る バロメータ 的役割を果たしており、禍が大きければ大きいほど大量に噴出します。. まぁ 岸田の想いが早川さんを現世に留めていたのであれば、女の子と仲良くなったら早川さんはそりゃ消えるよね 。で、 多分それはそれでいいと、あるいはそうあるべきだと、彼女は思っていたのかもしれない 。既に自分は死んでいて、一方岸田は生きている。死者と生者がいつまでも一緒にいて良いはずはなく、最後岸田が言ったように、別々の道を歩むべきなのだ。. とはいえ、 早川は無感情ではないものの、生前のような屈託のない笑みを見せることはない 。能面のように無表情で、また言葉を発することもない。岸田のことは守るけれども、その生活に強く干渉することもない。岸田が女の子と仲良くしても、特に何かアクションを起こしたりはしない。まぁせいぜい岸田をちょっとじっと見るくらいのもんで(あいかちゃんに投げキッスされた時とかゴーストからのラブレターとか)。それどころか、えぐっちとダンスパーティーに行く時は、何をするでもなくただただ薄くなるばかり。.

一方で、 早川はなぜ急に岸田が急に距離を置くようになったのかわからなかっただろうし、多分納得もできていなかった だろう。だからこそ、岸田のことを彼女のほうでは変わらず「純君」と呼び続けていたわけだ。岸田に死の蛇の話を切り出され、「変な奴がまとわりついてる」と言われた時に、それが自分に言い寄っている先輩のことだ、と早合点してしまったのも、岸田のことを意識しているから。岸田に呼び出された時のまんざらでもなさそうな表情から見るに、ひょっとして告白、ないしそれに近いことをされるのではないかという期待もあったのではなかろうか。 岸田の自分に対する好意を、彼女は避けられてなお信じていたのだろう し、実際にそのとおりだったんだなぁ。. 前の記事: 『かぐや様は告らせたい』12巻感想:続きが楽しみすぎてつらい. 死人の声はきこえるか? タイトル『死人の声をきくがよい』は、額面通り受け取れば死人の声がきこえない岸田はどうやって死人からのメッセージを受け取り問題解決できるのか、あるいはその声なき声にどこまで耳を傾けられるのか?というテーマとして見ることができる。 でもこの作品は「岸田がどう早川さんのメッセージを受け取って難局を乗り切るか」ということではないように私は感じる。岸田は「死人」側…禍や厄介事側に立っていて、オカルト研究会の会長・式野や欲にまみれた友人・小泉のように生きることへの執着を隠さない普通の人間とは一線を画した存在である。子供の頃から霊が見える岸田は厄介事を引き寄せるため疎まれがちであったろうし、幼なじみの早川さんと疎遠になったのもそんな理由からだと考える。岸田の声は生きた人間の誰にも届かない。そのせいで岸田はあきらめ顔の無気力少年となったのではないか。生きた人間にはその声が届かない、(岸田の声が聞こえたから、届いたからといってそれこそどうなるものでもなく禍は降り注ぐが)だからタイトルは『死人の声をきくがよい』なんじゃないかと私は思います。.

でも ゴーストちゃんは不思議と魅力的なキャラやった ね。なんだかんだで一途キャラだし。早川さんとも共闘したりね。八代がやらかした時には彼女の復讐で溜飲下がった人も多かろう。そら人気出ますわー。「はずかしすぎる!!」めっちゃいいキャラなのに、作者さん的には微妙だったんだろーか。最終巻は出ずっぱりやったけど。. さすがにゴーストちゃんはあるまいね。基本的に岸田の色恋沙汰については見守るスタンスだった早川さんだけれど、ゴーストからラブレター(?)を受け取った時には歓迎していなさそうに岸田のことを見据えていたが、 早川さん的にも、ゴーストとくっつくのだけはやめてほしかったのではないか 笑 。どう考えても作中最悪のサイコパスだし。生きていたら早川さまは自分が殺している、彼女はどのみち死ぬ運命だった、だから過去に捕らわれないでと熱弁するシーンはすげーわ。ってかそもそもすれ違いの発端お前かよっていう。 熱弁するゴーストちゃんを見る岸田の冷たい目 よ。.

そして、岸田は決断する。いつものように自室で二人きり、二人は向き合い、生前ついに言えなかった想いを打ち明けた。それは同時に決別を意味する、 あまりにも悲しい告白 だった。.

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そして、岸田は決断する。いつものように自室で二人きり、二人は向き合い、生前ついに言えなかった想いを打ち明けた。それは同時に決別を意味する、 あまりにも悲しい告白 だった。.
  • 展開が非常に凄まじい割に、綺麗な終わり方だな、という印象がある。それは多分、世界がどうなるとか皆との関係とか、それは割とどうでもよい話で、 この物語は、どこまでいっても岸田と早川さんの関係に行き着く からだろう。二人の関係がとても綺麗に終わったから、物語全体についても綺麗だなと感じたのではないかと思う。この二人の話さえきちんとしていれば、それでいいんだ。 崩壊していく世界なんて、岸田と早川さんの心情を語る風景 に過ぎない。.
  • 次の記事: 『かぐや様は告らせたい』13巻感想:ラブコメの光が眩い. 岸田の努力虚しく、結局早川さんは殺されてしまう。彼女を死なせないために距離を置いたのに、結局死んでしまったのだから、岸田にとってはたまらないだろうけれど、そうした気持ちは心の奥に押し込めているので、表面上は大して動じていない。けれども、 岸田の無意識の執着が、彼女を死してなお現世に留まらせた 。そして、 生前の生活を取り戻すかのように、二人は日常を共にするようになる 。.

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そして、岸田は決断する。いつものように自室で二人きり、二人は向き合い、生前ついに言えなかった想いを打ち明けた。それは同時に決別を意味する、 あまりにも悲しい告白 だった。. まぁさすがにハッピーエンドとは言い難いのだけれど、岸田に未来があることを考えれば、 一つの美しい悲恋 、といえるかもしれない。別れはいつか必ずくるものなのだし。 でもやっぱり悲しいなぁ 。早すぎるよなぁ。. 死人の声をきくがよい 巻セット posted with カエレバ. あの子は君に憑いているわけじゃない 君のほうが引き止めているのよ 引用:『死人の声をきくがよい』 Kindle 版第1巻P.

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と、以上が自分の勝手な感想・解釈で、まぁ別に作者さんがどう考えていたのかは知る由もないわけだが、それはそれとして一読者としてはなるべく素敵に考えたい。それなりに長い間追いかけてきたしねぇ……。それにしても、 元々は読み切りくらいのノリだったはずの本作は、多分後付の設定も多かろうに、すごい辻褄をあわせたなぁ と思うとちょっと感動する。これが作家パワーか……。ベースは考えていたにせよ、本格的に終着点を見据えたのはいつくらいだろう。. なぜ認められたのか。世界の状況がそうさせた、というのはあるだろうけれど、それよりも、 生前気持ちを抑え込んだが故に作れなかった思い出を、作ることができた からじゃなかろうか。なにも大げさな事件ばかりではなく、一緒に登校したり、テレビを見たり、なんてことのない生活の思い出。つまり、 岸田と、恐らくは早川にもあっただろう未練、それを解消できるだけの時間を、二人は過ごすことができた 。.

読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる. 関連記事とか 他の記事 死人の声をきくがよい の記事 『死人の声をきくがよい』11巻感想:青春ラブコメしてやがる 『死人の声をきくがよい』10巻感想:美少女の唇、蛆虫を添えて。これがアンラッキーすけべか 『死人の声をきくがよい』9巻感想:ゴーストちゃん特集。早川さんも何か思うところあるらしい 『死人の声をきくがよい』8巻感想:早川さんをナチュラルに悪霊扱いする岸田くん笑 『死人の声をきくがよい』ホラーでハーレムでヒロインが死んでる可愛い 『死人の声をきくがよい』7巻感想:岸田イジメに目覚めてるね多分作者 ひよどり祥子 うぐいす祥子 の記事 『血骨の謝肉祭』感想:美少年と美少女の素晴らしき無駄遣い 『フロイトシュテインの双子』感想:掲載誌アオハルの衝撃 こんな記事も 『フルチャージ!!家電ちゃん』3巻感想:増えるアイちゃん、笑えつつもちょっと考え込んでしまった 『武蔵くんと村山さんは付き合ってみた。 』3巻感想:相変わらずダダ甘.

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「死人の声をきくがよい」レビュー

正直、読み始めた時にこの巻が最終巻だと思っていたわけではなかったのだが、目次にオカルト研究会 最後の夏、なんてのがあったから、なんとなく不穏さは感じていた。この物語は、どちらかというと全体的に時間を感じさせない話であったから、最後、なんてのは基本的にないはずで、 例外があるとすれば、それは物語が終わる時 だ。.

と、以上が自分の勝手な感想・解釈で、まぁ別に作者さんがどう考えていたのかは知る由もないわけだが、それはそれとして一読者としてはなるべく素敵に考えたい。それなりに長い間追いかけてきたしねぇ……。それにしても、 元々は読み切りくらいのノリだったはずの本作は、多分後付の設定も多かろうに、すごい辻褄をあわせたなぁ と思うとちょっと感動する。これが作家パワーか……。ベースは考えていたにせよ、本格的に終着点を見据えたのはいつくらいだろう。. この世界観にハマったら「 うぐいす祥子 」名義の他作品も読んでみよう! 作者のひよどり祥子は『死人の声をきくがよい』だけが「ひよどり」名義で、他の作品は「 うぐいす祥子 」名義になっています。 『死人の声をきくがよい』でも重要なキャラクターとして登場している魔子の幼少期と思われる「マコ」が描かれる『闇夜に遊ぶな子どもたち』はこれまで単行本化されていなかったお話を収録した完全版が最近リリースされています。.

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同シリーズ 全12冊

引用をストックしました ストック一覧を見る 閉じる. そして、岸田は決断する。いつものように自室で二人きり、二人は向き合い、生前ついに言えなかった想いを打ち明けた。それは同時に決別を意味する、 あまりにも悲しい告白 だった。. まぁ 岸田の想いが早川さんを現世に留めていたのであれば、女の子と仲良くなったら早川さんはそりゃ消えるよね 。で、 多分それはそれでいいと、あるいはそうあるべきだと、彼女は思っていたのかもしれない 。既に自分は死んでいて、一方岸田は生きている。死者と生者がいつまでも一緒にいて良いはずはなく、最後岸田が言ったように、別々の道を歩むべきなのだ。.

やがて、 岸田はハッキリと早川さんへの気持ちを自覚する ようになる。そして、それは自分こそが彼女を現世に留めているのだと理解することでもあった。恐らくは、もっと前から気づいていたのではないかと思うが、 それは二人の心地よい関係の終わりでもあった から、なかなか認められなかったのだろう。生者と死者が一緒にいるべきではないなんて、岸田にもわかることなのだし。.

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知っておきたい:

コメント

  1. 早川さんが囁いた言葉は、「僕だけの秘密」として読者にも明かされないが、それは多分、僕ら読者が想像するとおりの、ありふれた、陳腐な言葉なんじゃないかと思う。 彼と彼女の関係だからこそ、唯一無二の意味を持つ 。文字にしてしまうのは、野暮ってもんやね。. と、以上が自分の勝手な感想・解釈で、まぁ別に作者さんがどう考えていたのかは知る由もないわけだが、それはそれとして一読者としてはなるべく素敵に考えたい。それなりに長い間追いかけてきたしねぇ……。それにしても、 元々は読み切りくらいのノリだったはずの本作は、多分後付の設定も多かろうに、すごい辻褄をあわせたなぁ と思うとちょっと感動する。これが作家パワーか……。ベースは考えていたにせよ、本格的に終着点を見据えたのはいつくらいだろう。.
  2. やがて、 岸田はハッキリと早川さんへの気持ちを自覚する ようになる。そして、それは自分こそが彼女を現世に留めているのだと理解することでもあった。恐らくは、もっと前から気づいていたのではないかと思うが、 それは二人の心地よい関係の終わりでもあった から、なかなか認められなかったのだろう。生者と死者が一緒にいるべきではないなんて、岸田にもわかることなのだし。. と、以上が自分の勝手な感想・解釈で、まぁ別に作者さんがどう考えていたのかは知る由もないわけだが、それはそれとして一読者としてはなるべく素敵に考えたい。それなりに長い間追いかけてきたしねぇ……。それにしても、 元々は読み切りくらいのノリだったはずの本作は、多分後付の設定も多かろうに、すごい辻褄をあわせたなぁ と思うとちょっと感動する。これが作家パワーか……。ベースは考えていたにせよ、本格的に終着点を見据えたのはいつくらいだろう。.

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